COLUMNインテリアと暮らしのコラム

和風収納ボックスで作る、リビング収納とちょっとした畳(タタミ)の空間

2018/06/29

和風収納ボックスで作る、リビング収納とちょっとした畳(タタミ)の空間

和室への想いとライフスタイル

 和室はなくてもいい、でも畳は欲しい。
 リビングはフローリングがいいけれど、畳でごろ寝もしたい――。
 近年、そんなニーズが増えているようです。

 少し古い調査なのですが、「住まいに和室は必要ですか?」という質問をしたところ、マンションでは「必要」が 46%、「不要」が 29%なのに対し、戸建では「必要」が 57%、「不要」が 18% と、回答にそれぞれ 10%程度の違いがありました。和室のニーズは戸建の方がやや強い傾向のようです。(*1)
 では実態は……というと、「和室はありますか?」という別の調査では、「和室がある」という回答が93%となっていました。和室自体を作るニーズは根強いものの、実際の和室の導入率に比べると、ひと部屋全部を和室にするというニーズは、下がってきているように見えます。(*2)

 その意向を示すように、あるホームビルダーの行った調査では、和室・畳コーナーのある間取りは、2009年:62%、2016年:71%と増加傾向にあります。(*3)
 その一方で、2009年には6帖以上の和室が47%あったにも関わらず、2016年にはわずか8%と、和室そのものを作る傾向は、急激に減少してきているようです。(*3)
 実際、皆さんのおうちには和室があるでしょうか? 少なくとも、リビングは洋室という家がほとんどなのではないでしょうか。
 「リビングで、畳でごろ寝」の夢は、年々遠くなってきてしまっているようです。

和風収納ボックス「畳座収納」でリビングの空間演出を!

和風収納ボックス「畳座収納」でリビングの空間演出を!

 和室が欲しいとおっしゃる方にそのわけを尋ねる調査では、「畳の温もりが好きだから」や、「フローリングと違って、座ったり寝転がったりしたりできるのが良い」などの理由が多かったようです。
 これは、日本人に馴染みの深い、床に暮らす「床座(ゆかざ)」という生活スタイルが、いまでも私たちの中に根付いているからでしょう。
 やっぱり、「家に帰ってきたら、ちょっと、ごろ寝」には、魅力を感じてしまうのですね。

 最近、当社だけでなく、同業のインテリアメーカーに聞いても、畳を使った収納ボックスが売れているということをよく耳にするようになりました。
 「畳座収納」は、ちょっとした高さもあり、ダイニングチェアとして使用したり、畳の空間として使用したりもでき、自由に組み合わせて、新しい空間を演出することができます。

 例えば、リビングに、子供のための収納として設置し、その収納の上を小さな子が遊ぶ安全で清潔な空間にしたりするのはどうでしょうか?

 セキスイインテリアの和風収納ボックス「畳座収納」は、半畳と一畳のユニットがあり、ユニットの木材の色や畳表をバリエーションの中から選ぶことで、いろいろな組み合わせを作りだせます。

 あきらめかけた「リビングで、畳でごろ寝」の夢が、これで実現できそうです。

*1
社団法人 日本住宅建設産業協会
平成18年7月 「住宅に関するニーズについてのアンケート調査」(N=722)

*2
全国い生産団体連合会
平成19年3月「全国畳表展示会 畳表に関するアンケート」(N=433)

*3
株式会社アキュラホーム住生活研究所
2017年「2017年住宅傾向調査」(N=100)

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