COLUMNインテリアと暮らしのコラム

美しい空間を訪ねて歩く 鎌倉

2014/10/30

美しい空間を訪ねて歩く 鎌倉

何度訪れても新しい発見のある鎌倉。お寺に限らず、古い建物をできるだけ残そうとする努力が、落ち着いた街並をつくっているからでしょうか?
そこでの暮らしぶりを、今にも彷佛させるような建物を訪ねてみましょう。忘れかけていた、ゆったりと贅沢な時間が流れています。夏の喧噪が過ぎ去ったこの時期こそ、鎌倉は大人のもの。

インテリアを楽しむ鎌倉歩き

1.鎌倉文学館
鎌倉ゆかりの文学者たちの自筆の原稿や手紙、愛用品など、貴重な資料を所蔵する鎌倉文学館。その趣ある建物は、旧前田侯爵の別邸として昭和11年に建てられたもの。白い壁に柱、梁がくっきりと力強い線を残す外観、アールデコ様式が薫る優雅なインテリアの洋風建築で、室内からは、ばら園を含む広大な庭の向こうに、由比ヶ浜の海を望めます。鎌倉でロケーションが行われた鈴木清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』のシーンなども思い浮かべながら見学しても素敵です。

 

2.吉屋信子記念館
大正から昭和にかけて、女性を描き続けた小説家、吉屋信子は、その晩年、この鎌倉に家を構えて暮らしました。しっとりとした現代和風の家は、歴史に残る建築家、吉田五十八の設計。吉屋信子の生前のままに保存されており、春と秋の決まった日に一般公開されています。静かな暮らしを愛した作家の心が見えてくるよ
うな空間です。

 

3.かいひん荘鎌倉
鎌倉文学館と並んで、市の「都市景観重要建築物」に指定されているのが、由比ガ浜にある旅館「かいひん荘鎌倉」です。関東大震災の翌年、大正13年に、当時の富士製紙社長であった村田一郎氏の自邸として建てられました。その後、幾度かの改築、改装を施されていますが、張り出した窓が特徴的な洋館部分は、当時の面影のまま。今でも、朝のコーヒーをいただけるラウンジとして使われています。客室は和室が11室。洋室と和室の特別室が一室ずつ。また4名以上で、懐石料理もいただけます。優雅な一日を過ごせそう。

 

4.ホルトハウス房子の店
秋は紅葉、春は桜を眺めながらの散歩が楽しい鎌倉山。その鎌倉山の散歩道の途中に料理研究家のホルトハウス房子さんのお店があります。ガラス張りのボートが、鎌倉山の谷に突き出すような形の小さなティールーム。一歩足を踏み入れると、見渡す限りの緑が目に飛び込んできます。メニューは月替わりの季節のケーキとお茶のセットのみ。何年にも渡ってホルトハウスさんが完成させたレシピによる極上のケーキを、鎌倉の自然と一体になった贅沢な空間で、ゆっくりと味わってほしいもの。

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